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 『うまくできないから始まる支援のかたち』

2025.6.15


 平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 昨年に引き続き、DCD学会の学術集会に参加してきました。 DCDは「発達性協調運動障害」といい、麻痺などの明確な原因がないにもかかわらず、協調運動に困難さがある神経発達症の一つです。ASDやADHDなど、他の神経発達症と併存していることも多いとされています。DCD のお子さんはその不器用さから、二次障害や心身の健康にも影響を及ぼすことがあるため、できるだけ早期に介入することが大切になってきます。
 今回の講演の中で特に心に残ったのは、「運動に向き合うための運動」というテーマでした。運動をやりたいという気持ちがあっても、うまくできないことへの挫折感から運動を拒否してしまう子どもに、どのようにアセスメントを行い、どのように支援していったのかが紹介されていました。アセスメントから必要な運動遊びを通じて少しずつ運動有能感を高め、最終的には「やりたい運動」に挑戦できるようになったという内容でした。
 ここで大切なのは「運動有能感」です。運動をするための土台をつくることで、できることを少しずつ増やしていく。スモールステップで取り組み、褒められる・受け入れられる経験を積んでいくことで、「やってみよう」「挑戦しよう」という気持ちが育まれ、積極的に活動に参加していくことができます。ハートフルデイでは、その運動の土台になる感覚や成功体験をスモールステップで丁寧に築いていきます。毎週継続して通うことで、少しずつその効果が現れるよう支援を行っています。
 お子さまの発達には、個別支援計画に沿った通所が欠かせません。特に、夏休みなど生活リズムが変わりやすい時期にこそ、日々の積み重ねが大切になります。今後も契約日数分の通所のご協力をお願いいたします。
 
 

 ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝

 

 

 
  
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