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 『いつから感覚は育っていくのか』

2025.4.15


 平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 新年度が始まり、慣れてきた部分もありつつ、まだまだ慣れない部分で落ち着かない日々かと存じます。季節が春になり、場合によっては既に初夏か夏の様な陽気にもなってしまうような時期です。このような時期は感覚も不安定になりやすく、普段以上に過敏さや低反応さが出る事もあります。体温調節が上手くいかず体調を崩しやすいお子さまも保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。特に感覚の中でも前庭感覚は自律神経にも繋がりがあるため、前庭感覚に凸凹があるとより不調が出やすくなります。癇癪を起こしやすくなったり、ぼーっとしてしまったり、睡眠の不安定さなど様々な困り感に繋がっています。
 そんな不調の原因の一つである前庭感覚の困難さ。そもそも前庭感覚は耳の中、三半規管で感じ取っています。お腹の中にいるときはお母さんのお腹の中で動くことで前庭感覚を入力しています。また、自ら羊水の中を動くこともありますが、お母さんが動くことによって揺れがお腹の中にまで伝わることで、一緒に中で揺れているのです。ですので、妊娠中に適度に動くことというのは実は大切なことなのです。その後乳児期では、抱っこやスリングやゆりかごの中で揺らされることで赤ちゃんは反応します。こうやってまだ自分で自由に動けない時からたくさんの前庭刺激を受けて取って発達しています。けれど中には上手く受け取れなかったり、受け取り過ぎたりして適切な感覚を受け取れずに育つケースがあります。その結果として前庭感覚の育ちが不十分となり、体調不良や困り感に繋がっていくことになります。ハートフルデイではバランスボールを用いることで前庭刺激を入力していき、感覚が整っていくように支援をしています。また、他の感覚を整える事で前庭感覚も自ずと整っていきます。土台を整えていくことで、健康な生活が送れるよう引き続き支援を行ってまいります。
 
 

 ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝

 

 

 
  
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