『個別支援計画について』

2024.10.15

　平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
　１０月から新しい個別支援計画に則った療育が始まりました。以前お伝えしました五領域だけでなく、保護者支援や移行支援についても新たに欄を設けて記載をさせていただいています。本人支援については、項目の書き方が少し変わっただけで内容そのものに大きな変化はありません。今までと同じように、お子さまに応じて必要な内容をピックアップし、心身ともに働きかけ、支援を行っていきます。
　感覚統合のゴールは情緒や社会性の発達ですが、そこにたどり着くまでにいくつもの段階があります。感覚統合のピラミッドの説明を体験の際にもお話をさせていただいていますが、基礎の感覚の上にバランスや眼球運動、その更に上に身体図式や注意の集中が積み重なっています。今お子さんがどの段階にいて、その中の何に躓きがあるのか、保護者の方から見て何が困り感として強いのか。ご提出いただいたモニタリングシートや面談内容を踏まえて職員会議を行い『個別支援計画』を作成しています。この内容が私たち療育士の指針ともなり、日々の療育でどのようにアプローチし関わっていくかが決まっていきます。療育は地道な積み重ねが肝心です。１日で劇的な変化はありません。だからこそ、半年、１年、３年と長いスパンで物事を考えて計画を練っています。どうか、新しい計画と共にお子様の成長を見守っていただけますと幸いです。
　園や学校、病院やクリニックや他事業所との連携につきましても、ご要望がございましたらいつでもお知らせください。実際に学校公開や行事等に見学に行かせていただいたり、ご要望に応じて先生方と情報の共有をさせていただきます。もしこの先機会がございましたらお知らせいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。