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 『日常生活に影響のある様々な過敏について』

2022.11.15


 平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 触覚・前庭感覚・固有感覚、と原始感覚の3つについて順番に説明をさせていただきました。それぞれに過敏と低反応とあり、それぞれに苦労があるというお話もいたしました。今回は原始感覚の3つ以外で困りごとの多い感覚の過敏についてお話をしたいと思います。
 一番有名なのは聴覚過敏です。聴覚過敏にも「大きな音が苦手」「特定の音が苦手」などいくつか種類があります。嗅覚過敏も有名です。好みや快不快レベルでなく、ニオイが苦痛で体調不良を引き起こすこともあります。味覚過敏を持っていると、特に子どものうちは給食など集団で同じものを食べるということが多いため、問題になりやすいです。光の眩しさだけでなく白いノートも目が痛く感じたり教室に貼られている掲示物がペラペラが気になってしまうような視覚過敏というものもあります。
 難しいのは感覚は人によって感じ方が違うため知らない人から見ると「我儘」の一言で片付けられてしまうことです。また感覚過敏は病名ではなく症状です。ASDの特性の1つですが、発達障害じゃなくても持っていますし、発達障害だけどもっていない人もいます。けれど過敏であるがゆえに外に出られなくなる人や職を失う人もいます。低反応も同じくです。いかにその特性に早く気が付き支援の手を入れ、どうすれば生きやすくなるのかを知ることが大切です。
 ハートフルでは少しでもお子さんが生活しやすい身体を作っていけるように来年も引き続き支援を行ってまいります。本年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い致します。
 
 

 ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝

 

 

 
  
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