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 『前庭感覚の働きと、学校生活・園生活における前庭感覚の大切さ』

2022.7.15


 平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
 6月に触覚についてお伝えしましたが、今回は前庭感覚についてお伝えします。前庭感覚とは一般的には平衡感覚やバランス感覚とも表現されている感覚で、受容器は内耳にある三半規管です。この前庭感覚は揺れや加速度を感じる役割を担っています。また直立二足歩行を行う上でも大切な感覚でもあります。頭部の重さは大人で体重の約1割、乳児で体重の約3割あります。その頭部を支えながら二足歩行しますが、もしバランスを崩してしまうと、転倒事故の恐れがあり危険です。また前庭感覚と連携して働いているのが体幹です。頭部の揺れを三半規管が感じ、次に頭部の位置を正常な場所に戻すために体幹が働き、結果として姿勢が保持されます。姿勢が良くない子はこの体幹を発動させる力が弱いと言えます。朝礼やお話の時間などで常に体を動かしているお子さんがいます。それは決してふざけているわけではなく、そうしないと体幹が働かないため、姿勢保持のために行っているのです。
 覚醒水準や自律神経にも前庭感覚は関わっています。前庭感覚が上手く育っていないと癇癪を起こしやすいなどコントロールが出来ず対人関係での困難を引き起こしやすくなります。
 ハートフルデイでは今回お伝えしました重要な感覚である前庭感覚をトリートメントするためにバランスボールを活用して療育を提供しています。学校生活や園生活において過ごしやすい身体作り、情緒の安定、社会性の発達のために共に取り組めましたら幸いです。
 
 

 ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝

 

 

 
  
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