『年度の節目に際して』

2022.3.15

　いよいよ年度末、そして新学期の到来です。ご卒園・ご卒業の皆様、おめでとうございます。様々あったかと思いますが、無事にその日を迎えることができたことを職員一同も嬉しく思います。また、進級される皆様も同じく新たな門出です。一つ学年が上がることで環境が変わります。教室が変わるのはもちろんですが、クラス替えや担任の先生などの退職や異動など、変化の多いタイミングです。変化は楽しい反面大きなストレスにもなります。ストレスを感じると過敏性が増してしまったり不安が強くなったり、時として自衛のために言動が荒くなってしまうこともあります。私共療育士はその気持ちをきちんと受け止めて落ち着くまで根気強く関わってまいります。保護者の皆様におかれましても温かく見守っていただければと存じます。
　国や東京都や各自治体も支援が途切れないようにと様々施策をし報告をしていますが、全ての学校・全ての教員に浸透しているかというと、残念ながら「はい」と言えないのが現状です。ユニバーサルデザイン・インクルーシブ教育、名前だけが先行してしまって現場がまだまだ追いついていないところがたくさんあります。保護者の皆様もそれぞれに思うところはあるでしょう。それでも私たち大人の頃と比べれば支援の手は入るようになりました。理解のある先生も増えています。子供たちを取り巻く環境がより良いものになっていくよう、私共も尽力してまいります。
　引き続き継続的な療育にご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。