学校生活を円滑に営 むためのスキル
2020.9.15
平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力を賜り、ありがとうございます。
頬にあたる風に秋の訪れを感じる時候となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。さて、ハートフルデイは『学校で過ごしやすい身体機能と社会性の獲得』を個別支援計画における療育目標としています。そこで、学校生活を円滑に営むためのスキルについて考えてみました。学校生活で必要なことは、決められた時間割に沿って気持ちを切り替えたり、先を見通して次に気持ちを持って行くこと、45分間椅子に座って授業を受けることができる筋緊張や姿勢やバランス、鉛筆を使うための握れる手と体幹などが挙げられます。確かに読み書き計算などの学習スキルも必要ではありますが、それを支えるのがこれらの機能スキルです。ハートフルデイのプログラムには学校生活を円滑に行うための能力を向上させるメニューが詰め込まれています。繰り返し行うことで不安のない学校生活が送れる感覚受容器と身体と社会性の発達が進むように取り組みます。 各メニューについて見ていきましょう
<参考>各メニューの主な目的
①【PPT】PPT による感覚のトリートメントで、感じる体を作ることは、自分の身体感覚への気付きを促して、授業中の注意力と集中力の向上につながっています。
②【バランスボール】バランスボールでは授業中に良い姿勢を作るための筋緊張、姿勢、バランスを養います。
③【マット】マットでは鉛筆を持って書く基礎である、握れる手と、それを支える体幹の発達を促進します。
④【シーツ(未就学児】シーツではPPT やバランスボールでは感じることができない揺れ感覚を感じて貰っています。
【風船ラリー(小学生以上)】眼球運動を円滑に行えるようにし、授業中に注目すべき物を確りと見る力を育みます。
⑤【振り返り】その日やった事を振り返り、言葉で表現する。学校で言えば、帰りの会に相当します。
より良い学校生活を送っていくためにも、毎回の療育を丁寧に取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。