言語を使い、人と人とが豊かになるには
2016.5.15
ご訪問くださりありがとうございます。
東京都港区東麻布で発達障害児童を発達させる運動療育の放課後スポーツ塾「ハートフルデイ」です。
1回40分間の個別指導を取り入れ楽しく心身ともに健やかに成長するお手伝いをします。
ハートフルデイアドバイザリースタッフ親業インストラクターの加藤さくらです。
ことばを話す健常児の小学2年生の長女と、ことばを話さない障害児の5歳の次女。
2人の子育てを通してコミュニケーションについてたくさんの気づきを受け取っています。
さて過去二回に渡り、自分の肯定的な気持ちを伝える
<肯定のわたしメッセージ>をお伝えしました。
言語という、スペシャルな能力を使えるからには、人と人が豊かになる使い方をしたいものです。
<肯定のわたしメッセージ>はその方法のひとつです。
他にも、言語を使って人と人が豊かになる方法があります。
それは、自分が困ったときに、「わたし困っています」ということを相手に伝わりやすく伝える<わたしメッセージ>です。
子どもって上手ですよね、困ってるときのアピール。
親 「お風呂入ろう」 子ども 「ヤダ」
親「お着替えするよ」 子ども 「ヤダ」
親に言われたこと、されたことに対して、イヤと感じたらイヤ。
イヤじゃなかったら、ご機嫌。
何てシンプルなのでしょう(笑)
でも、子どもは表現方法をあまり知らないので、「ヤダ」と言ったり、泣いたりわめいたりして自分が困っていることをアピールしています。
さて、自分の気持ちを言語化できる大人のみなさんは、日ごろ、相手に言われたり、されたりしたことで「イヤ」と感じたとき、どのように対応していますか?
もしかすると、本当は「イヤ」と感じているのに「イヤじゃないふり」をしてしまうときもあるかも知れませんね。
ヤダーー!!と泣きわめいている方も、いらっしゃるかも知れませんが(笑)、
自分が、相手が言ったこと・したこと(行動)に対して、「イヤ」だと感じたときは、言語というスペシャルな能力を最大限発揮するチャンスです!
イヤだと感じたシチュエーション~我が家編~
その①【夫がお風呂に入ったあと、窓を開けず湿気がこもった浴室を翌朝みたとき】
「お風呂に入ったあと窓を閉めたままだと、(夫の行動)
湿気が浴室にこもって水滴がたまるから、おそうじのときに水滴が落ちてきたりそれに、カビが生えやすくて、更におそうじが大変になっちゃう。(夫の行動が私にどんな影響があるか)すごーーーーく困ってるの。」(率直な私の感情)
これに関しては、「お風呂に入ったら、換気のために窓開けてね」と伝えていたけれど、何度同じことを言っても窓が開くことはなく・・・
そこで、なんで換気してほしいか、窓開ける必要があるか、どれだけ私が困っているかをメッセージに込めたところ、窓も開くようになり、掃除もたまにしてくれるようになり、何より、この件に関するいざこざがなくなりました(笑)
その②【長女のランドセルが床に置いたまま。】
「ランドセルとか物を床に置いたままだと、(長女の行動)
ママが掃除機かけるときに、どかす手間があったり、間違って吸いこんじゃったりして、(長女の行動が私にどんな影響があるか)ママ、大変なんだよね。」(率直な感情)
ランドセルを置く場所を用意してるのに、毎回リビングに置いたまま。
「片づけてよ」と伝えても、リビングから消えることはありませんでした。
そこで、上記メッセージを伝えたところ、長女は面白い行動にでました。
なんと、ランドセルを背負って「ほら、これで掃除の邪魔にならないよ!」
と、ランドセルを背負ったまま家の中で過ごし始めました(笑)
確かに掃除の邪魔にならない(笑)
物も床からどかして、終いには、ランドセル置き場にランドセルが戻ってました!
この自分が困ったときに伝える<わたしメッセージ>。
実は、相手に伝わりやすくするためのコツがあるのです。
そこについて、次回お伝え致しますね!
記事の内容に関して
ご質問などございましたら
お気軽に
sakurakato319@gmail.comまで
お問い合わせください。