相手も自分大切にする伝え方。相手を◯◯しないこと。
2016.6.15
ご訪問くださりありがとうございます。
東京都港区東麻布で発達障害児童を発達させる運動療育の放課後スポーツ塾「ハートフルデイ」です。
1回40分間の個別指導を取り入れ楽しく心身ともに健やかに成長するお手伝いをします。
ハートフルデイアドバイザリースタッフ親業インストラクターの加藤さくらです。
ことばを話す健常児の小学2年生の長女と、ことばを話さない障害児の5歳の次女。
2人の子育てを通してコミュニケーションについてたくさんの気づきを受け取っています。
さて前回は『褒めるのが逆効果なとき』について私の失敗談をお伝えしました。
前回は、自分が困ったときに、「わたし困っています」ということを相手に伝わりやすく伝える<わたしメッセージ>をお伝えしました。
例えば、長女がランドセルを床に置いたまま片づけないとき・・・
今まで「片づけてよ!」と言ってもなかなか片づけなかったのですが、
「ランドセルとか物を床に置いたままだと、(①長女の行動)
ママが掃除機かけるときに、どかす手間があったり、間違って吸いこんじゃったりして、(②私にどんな影響があるか)
ママ、大変なんだよね。」(③私の率直な感情)
①長女のどの行動が、
②私にどんな影響を与え、
③私がどんな感情を抱いているのか、
この3点が入る私を表現した<わたしメッセージ>を長女に伝えると、なんと、ランドセルを背負って「ほら、これで掃除の邪魔にならないよ!」と、ランドセルを背負ったまま家の中で過ごし始め、終いには、ランドセル置き場にランドセルが戻ってました!
「片づけてよ!」と言っていた時は、長女から返ってくる言葉は、
「はい、はい」「わかったよ・・・」「・・・うるさいなぁ」と言うものの、状況は変わらず。
最終的には、私もイライラ、長女もイライラ、雰囲気が悪くなる始末。
長女をイラつかせてしまった原因として、何度も小言のように言ったこともあります。
「(あなた)片づけてよ」と、主語を<あなた>にしたことで、攻撃的な言い方になり、矢が相手に向いていたことが一番の原因ではないかと思います。
一方、<わたしメッセージ>は『わたし』を主語に困っていることを表現しているだけなので、相手に矢を向けることなく、メッセージを伝えることができます。
この自分が困ったときに伝える<わたしメッセージ>実は、相手に伝わりやすくするためのコツがあるのです。
それは、相手の行動について。
相手を非難する言い方は避けます。
例えば、「服を脱ぎっぱなし」よりは、「服を脱いだまま」と見たままの描写を表現します。
他にも、「いつもいつも」「~してくれない」なども相手を非難したように聞こえやすい言い方です。
相手の行動は、目で見たり、耳で聞いた事実だけを伝え、私がどのように困っているのか、自分への影響・率直な感情をメッセージに乗せます。
ついつい、困っているとき、相手を非難する言い方で伝えがちですが、相手も自分も大切にしながら、困った!を解決するメッセージもあるのです!
さぁ、今日から「イヤだ!」と思った相手の行動があったときは、<わたしメッセージ>を思い出してみ記事の内容に関してご質問などございましたら、お気軽にsakurakato319@gmail.comまで
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