『継続は力なり』
2023.11.15
平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
継続は力なり、という言葉があります。これは療育にも言えることです。やり続けることで力をつけていくことができます。感覚統合は数値化が難しく、また、感覚の土台の発達を促していくものなので、実際の発達の範囲なのか療育を行ったことによる発達なのか判断が付きにくいと感じる保護者様もいらっしゃるかもしれません。実際子どもたちの発達や成長は早く、あっという間に育っていきます。
けれど、継続が無駄になることは決してありません。効果は目に見えにくいかもしれませんが、日々の療育で療育士たちは子どもたちの変化を感じています。通所を始めた当所と今を比較すると、小さいかもしれませんが変化は間違いなくあります。
以前顧問の作業療法士が仰っていました。「何か月かに1度神様のような人の完璧な療育を受けるよりも毎週欠かさず通って療育を受けた方が絶対に効果はある」と。それが私たちの行っている療育です。私たちの療育は感覚統合の理論は使っていますが、激しく刺激を沢山入れることはしません。楽しくなる工夫はしますが、あくまで穏やかに落ち着いた療育を心がけています。それを継続していく事で、徐々に感覚のピラミッドを整え、日常生活での困り感を少しずつ解消していきます。
以前にも書きましたが神経発達症は脳機能の障害です。治るということはありません。けれど継続して療育を受けていく事で向き合い方がわかっていきます。療育で培ったものは必ずお子様の土台となっていきます。
保護者の皆様には継続的な療育にご協力いただき誠にありがとうございます。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝