『余暇活動を考える』
2021.11.15
平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。
「余暇」という言葉を聞いて最初に思い浮かぶのは、のんびり過ごしたり遊びに出かけたりという姿をではないでしょうか。余暇は自分の好きなことが自由に出来る時間です。ですが、その時間をどのように使うかはお子さんの特性によって偏りが生じやすくなりがちです。また、将来を考えたときに余暇の選択肢が少ないと不適応行動に走ってしまう可能性があります。大人になってからバランスの取れた生活を送っていくためにも今から余暇支援を考えていくことが重要になってきます。
余暇活動のポイントは「その子が無理なく」「興味を持って」出来ることです。自分の好きなことを行い、それが誰かに受け入れてもらえることです。そこから同じ興味を持つ人と関わってみたい、話してみたい、という人との関わりを欲するようになると社会との繋がりが出来ます。楽しい体験、リフレッシュ出来る経験をたくさんすることで、今後の余暇の幅が広がっていくのです。
もう1 つ余暇支援で大切なのは数です。例えばゲームだけ、ネットだけ、そうなってしまうと引きこもってしまうため不健康になりやすいです。また余暇で出来ることが1 つしかないとそれが出来ない時他にやれることがなく、不適応行動をしてしまうことがあります。余暇はインドアとアウトドア、静的なものと動的なもの、1 人でできることと誰かとやること、など複数持っていると将来的にも充実した余暇を過ごすことに繋がります。
ハートフルの活動は運動が苦手なお子さんでも取り組みやすい内容になっています。体を触られることの気持ちよさや体を動かすことの楽しさを感じ、動的な余暇の入口になれば幸いです。
ハートフルデイ 総務室 木村麻理枝