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 「基本的信頼」(愛着)と「自律性」

2019.10.15


 前号では覚醒のコントロールについてお伝えしました。今回は発達ピラミッドの中でも最上位「社会性の発達」における年齢別の課題について、エリク・H・エリクソンのライフサイクルモデルを使ってお伝えします。
社会性の発達は、「基本的信頼」(0-2歳)⇒「自律性」(2-4歳)⇒「積極性」(4-6歳)⇒「勤勉性」(小学生)⇒「アイデンティティ」(中学生~大学生)と積み上がります。発達に飛び級はないため、 優先順位としては「基本的信頼」(愛着)と「自律性」の土台を固めることが何よりも重要になります。
 
 自分で決める、自分でやり抜く、無理なことはイヤと伝えるなど、自分の意思を確り持てない児童は、実は「自律性」(2-4歳)の課題を卒業できていない状態であるといえます。決めたことが出来た成功体験と出来なかった失敗経験のどちらも必要ですが、スモールステップによる 課題のクリア気持ちの切り替えの成功体験をより多く持つことにより、 自律性が育まれ、対人社会性の基礎となる意思の育ちにつながります。
 
最後までご覧いただき、ありがとうございます。児童理解の一助となれば幸いです。感覚統合理論の最終産物である「情緒・社会性の発達」は毎回の療育の積み重ねが大切で、短期間での変化を求めることは、健全な発達を損なうリスクが伴います。子ども達の発達と幸せのため、今後も 定期的・計画的な療育受講へのご協力をよろしくお願いいたします。
 
 ハートフルデイ 代表 西崎伸彦

 

 

 
  
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