「学校のプールに入りたくない」と言われたら
2016.8.2
ご訪問くださりありがとうございます。
東京都港区東麻布で発達障害児童を発達させる運動療育の放課後スポーツ塾「ハートフルデイ」です。
1回40分間の個別指導を取り入れ楽しく心身ともに健やかに成長するお手伝いをします。
ハートフルデイアドバイザリースタッフ・親業インストラクターの加藤さくらです。
ことばを話す健常児の小学3年生の長女と、言語よりも非言語でコミュニケーションをとる障害児の小学1年生の次女。
2人の子育てを通してコミュニケーションについてたくさんの気づきを受け取っています。
さて、夏真っ盛り!!
夏と言えば、海・プールなど水遊びが子どもに人気ですね。
我が家の長女は学校のプールが大嫌い。
プールのクラスがある前日から憂鬱になります。
毎年、プールのクラスが嫌だと感じる長女。
その気持ちを見守りながらどうするかの決断は彼女に委ねています。
小学3年生の今年は初回だけ入り、その後は元気だけど見学をしていました。
彼女自身が「入らない」という決断をしたのです。
みなさんはお子さんが「学校のプールに入りたくない」と言ったらどう対応しますか?
プールに限らず宿題、習い事など、他のことに置き換えることもできますね。
先日、とある幼稚園で講演会をした際に、上記質問を投げかけました。
すると、入りたくないと言われると《困る》と感じる親御さんがほとんどでした。
困るが故に「どうしたら入ってくれる?」と聞いてみたり。
一通り話を聞いた後「とりあえず入ってみようか?」と促してみる。など
プールに入ることをゴールにする方が多く見受けられました。
しかし実際にロールプレイで親御さんに子ども役に頂きました。
私が親役で「どうしたら入ってくれる?」「とりあえず入ってみようか?」などセリフを伝えると、
子ども役になった親御さんたちは口をそろえてこう答えました。
『分かってもらえないと感じた』
子どもが親に分かってもらえないと感じるとコミュニケーションが阻まれ建設的な対話が難しくなります。
ではどのような対応をすればよいのでしょうか。
2回に分けて親業プログラムの内容を織り交ぜてお伝え致します。
【1】
まず子どもが「学校のプールに入りたくない」と言った。
このことに対して一番困っているのはだれかを整理します。
親御さんが《困った》と感じた場合は、
①子どもがプールに入りたくないと言うと(子どもの行動)
②私自身(親)にどんな具体的な影響があって
③私自身(親)がどんな感情を抱くのか
ちなみに、行動・影響・感情を整理するのは前回の<わたしメッセージ>を作るときと同じ要素です。
ここで重要なのは、②私自身(親)にどんな<影響>があるのか。
私の場合は、長女が学校のプールに入らないことで<私自身にどんな影響>があるのか。
私への影響・・・。
いくら考えても出てきませんでした。
このプロセスを経ると、最初は<困った>と感じていたとしても、
長女がプールに入らなくても<私は困らない>と気づくこともあります。
再度、子どもが「学校のプールに入りたくない」と言ったことに対して、一番困っているのはだれかを整理します。
すると<困っているのは子ども>だと、改めて整理することができます。
さて、子どもが困っているとき親ができるサポート方法は何なのか。
以前もお伝えしましたが<聞く>ことです。
子どもが自ら困ったことに対して向き合い解決する努力の先に待っているのは、《自立性》です。
誰が困っているかをしっかり整理せずに親がこうするべき!と思う方向にひっぱることで、
子どもは自分に降りかかった課題にしっかり向き合えない可能性があります。
また親に引っ張られて言われる通りにやってはみたものの上手くいかなかった場合。
親のせいにしたり、次に同じような問題が起きたときに自分で考えなかったり。
親に依存するようになる可能性もあります。
子どもに自分で考えられる子になってほしい。
人生を自ら切り開いて謳歌してほしい。
そのためにも、次回は<聞く>についてのおさらい。
それと、私自身(親)が困ったときはどうするのか?
こちらについて引き続きお伝え致します(*^_^*)
記事の内容に関してご質問などございましたらお気軽に「sakurakato319@gmail.com」まで、お問い合わせください。
東京都港区東麻布で発達障害児童を発達させる運動療育の放課後スポーツ塾「ハートフルデイ」です。
1回40分間の個別指導を取り入れ楽しく心身ともに健やかに成長するお手伝いをします。
ハートフルデイアドバイザリースタッフ・親業インストラクターの加藤さくらです。
ことばを話す健常児の小学3年生の長女と、言語よりも非言語でコミュニケーションをとる障害児の小学1年生の次女。
2人の子育てを通してコミュニケーションについてたくさんの気づきを受け取っています。
さて、夏真っ盛り!!
夏と言えば、海・プールなど水遊びが子どもに人気ですね。
我が家の長女は学校のプールが大嫌い。
プールのクラスがある前日から憂鬱になります。
毎年、プールのクラスが嫌だと感じる長女。
その気持ちを見守りながらどうするかの決断は彼女に委ねています。
小学3年生の今年は初回だけ入り、その後は元気だけど見学をしていました。
彼女自身が「入らない」という決断をしたのです。
みなさんはお子さんが「学校のプールに入りたくない」と言ったらどう対応しますか?
プールに限らず宿題、習い事など、他のことに置き換えることもできますね。
先日、とある幼稚園で講演会をした際に、上記質問を投げかけました。
すると、入りたくないと言われると《困る》と感じる親御さんがほとんどでした。
困るが故に「どうしたら入ってくれる?」と聞いてみたり。
一通り話を聞いた後「とりあえず入ってみようか?」と促してみる。など
プールに入ることをゴールにする方が多く見受けられました。
しかし実際にロールプレイで親御さんに子ども役に頂きました。
私が親役で「どうしたら入ってくれる?」「とりあえず入ってみようか?」などセリフを伝えると、
子ども役になった親御さんたちは口をそろえてこう答えました。
『分かってもらえないと感じた』
子どもが親に分かってもらえないと感じるとコミュニケーションが阻まれ建設的な対話が難しくなります。
ではどのような対応をすればよいのでしょうか。
2回に分けて親業プログラムの内容を織り交ぜてお伝え致します。
【1】
まず子どもが「学校のプールに入りたくない」と言った。
このことに対して一番困っているのはだれかを整理します。
親御さんが《困った》と感じた場合は、
①子どもがプールに入りたくないと言うと(子どもの行動)
②私自身(親)にどんな具体的な影響があって
③私自身(親)がどんな感情を抱くのか
ちなみに、行動・影響・感情を整理するのは前回の<わたしメッセージ>を作るときと同じ要素です。
ここで重要なのは、②私自身(親)にどんな<影響>があるのか。
私の場合は、長女が学校のプールに入らないことで<私自身にどんな影響>があるのか。
私への影響・・・。
いくら考えても出てきませんでした。
このプロセスを経ると、最初は<困った>と感じていたとしても、
長女がプールに入らなくても<私は困らない>と気づくこともあります。
再度、子どもが「学校のプールに入りたくない」と言ったことに対して、一番困っているのはだれかを整理します。
すると<困っているのは子ども>だと、改めて整理することができます。
さて、子どもが困っているとき親ができるサポート方法は何なのか。
以前もお伝えしましたが<聞く>ことです。
子どもが自ら困ったことに対して向き合い解決する努力の先に待っているのは、《自立性》です。
誰が困っているかをしっかり整理せずに親がこうするべき!と思う方向にひっぱることで、
子どもは自分に降りかかった課題にしっかり向き合えない可能性があります。
また親に引っ張られて言われる通りにやってはみたものの上手くいかなかった場合。
親のせいにしたり、次に同じような問題が起きたときに自分で考えなかったり。
子どもに自分で考えられる子になってほしい。
人生を自ら切り開いて謳歌してほしい。
そのためにも、次回は<聞く>についてのおさらい。
それと、私自身(親)が困ったときはどうするのか?
こちらについて引き続きお伝え致します(*^_^*)
記事の内容に関してご質問などございましたらお気軽に「sakurakato319@gmail.com」まで、お問い合わせください。