『子どもの成長と発達に向けた道しるべ』

2023.8.15

　平素はハートフルデイの療育活動にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
　気が付けば夏休みが始まり、年度の後半も見え隠れし始めています。児童発達支援や放課後等デイサービスなどの福祉施設では半年に１度必ず個別支援計画を作成することが義務付けられています。個別支援計画は、保護者様のご意向やお子様の困り感、実際の指導員たちの感じている事や臨床検査の結果を踏まえて会議を行い作成いたします。
　ハートフルデイでは７月から臨床検査やモニタリングシートのご記入依頼と回収、面談等を行い下半期の個別支援計画の作成に取り掛かります。ケース会議で前回の個別支援計画からこの半年で起きた変化、次の半年でどんなことができるようになるか、できるようになったら良いかを話し合い、次の半年の方向性を決めます。こうして出来上がった個別支援計画は指導員が行う支援の道しるべとなり、お子様の発達への道しるべになります。
　学校でも特別支援教室や通級教室、支援学級や支援学校では個別の指導計画の作成を作成しています。個別の指導計画とは、個々の児童生徒の実態に応じて適切な指導を行うために教育課程を具体化し、一人ひとりの指導目標・内容・方法を明確にして、きめ細かに指導するために作成するものです。そしてそれを毎年引き継ぐことで、学年が上がっても、進学した際も、変わらず支援が続くようになっています。
　もしお手元に学校の個別指導計画をお持ちの保護者の方がいらっしゃいましたらお持ちいただけますと幸いです。そうすることで、学校での効果的な取り組みやお子様への関わり方の足並みを揃え、場所によって対応が違うことへの混乱を減らし、より良い支援に繋がっていきます。ご協力を賜りますようよろしくお願い致します。